コツさえわかれば、荷作りはそんなに大変な作業ではありません。
ポイントを押さえて手際良く進め、身の回り品を除いて前日までに荷作りを終わらせましょう。
- 普段使わないもの、季節外れのものから順に荷作りする。
- 重いものは小さい箱に、軽いものは大きい箱に詰める。
- 中身がわかるように箱に番号を振り、「割れ物」などの表示をする。
- 部屋毎、種類毎に箱を分け、用途の違うものは混ぜない。
- 引越し後すぐに使うものは、一まとめにして、梱包に目印をする。
書籍
重くなるので、小さめの箱に詰めるか、紐でくくって一人で持てる程度の重さにしましょう。
紐をかける場合は、本が傷まないように、角の部分に厚紙を当てると良いです。
衣類
オフシーズンのもから順に、季節毎、個人毎に分けて梱包します。
Tシャツやセーターなど型崩れしにくいものは、丸めて縦に詰めると沢山入ります。
家具
タンスや机、鏡台は中を空にして、中身は別に梱包します。
ガラス戸は外して別梱包にし、「割れ物」と明記します。
なお、鏡やガラス類を布団や毛布の間に挟んだりするのは、割れたりしてかえって危険なのでやめましょう。
組立て家具
分解して一まとめに縛ります。
取り外した金具類は、袋に入れて家具の裏などに張っておくと紛失を防げます。
電気製品
購入時のケースを使うのが最適ですが、なければ段ボール箱で梱包します。
テレビの画面など破損の恐れがあるものはボロ布などで包み、緩衝材を利用して、箱の中で動かないように固定します。
寝具
布団袋や大きな風呂敷などで包みます。
布団袋で包む場合は、布団を重ねてその上から袋をかぶせ、ひっくり返せばきれいに入ります。
冷暖房器具
段ボール箱に梱包します。
石油ストーブは灯油を完全に抜き取っておきます。
冷蔵庫、洗濯機
冷蔵庫は霜取りをして蒸発皿の水を捨て、洗濯機は中の水を抜きます。
霜取り、水抜きは、遅くとも前日までに済ませておきます。
照明器具
ボロ布などで包み、段ボール箱に梱包します。
緩衝材を利用して、箱の中で動かないように固定します。
食器類
一つずつ新聞紙で包み、同じ形状のものを5、6個まとめて紐をかけます。
段ボール箱の底に新聞紙を厚めに敷き、重いものから順に詰めることがコツです。
皿は立てて入れると割れにくくなります。箱には「割れ物」と明記しましょう。
使いかけの調味料類
蓋が外れないうように固定し、新聞紙を敷いた段ボール箱に入れます。
瓶を仕切るように箱に紐をかけ、紐と紐の間に緩衝材を挟んで倒れないようにします。
割れ物とわかるように箱の蓋は閉じないでおき、「割れ物」と明記しましょう。
人形ケース
分解できるケースは分解して、人形とケースをそれぞれ別に梱包します。
分解できない時は、人形を柔らかい布などで包み、周りに緩衝材を詰めます。
全体を緩衝シートなどで包んで紐をかけ、「割れ物」と明記しましょう。
植木鉢
使いかけの調味料類の場合とはほぼ同じですが、輸送中に水が漏れないように段ボール箱の底にはビニールを敷きます。
精密電子機器、美術品など
ワープロなどの精密電子機器や美術品、骨董品、大型家具、ピアノ、ベットなど特殊なものの輸送については、引越し業者や専門家に良く相談しましょう。
貴重品など
現金、貴金属、印鑑、各種通帳、証券などは他の荷物の中に紛れないように、必ず自分で保管して移送しましょう。