インボイス(請求書)

最近、テレビ等でインボイス制度が始まることを耳にするようになった。「インボイス」自体は聞き慣れない言葉だが、請求書を意味していて、この制度は消費税を国に納める時に影響を与える制度である。
従って、消費者の場合はお店に消費税を払うことがあっても消費税を納付することがないので、消費者には関係ない制度であることが分かる。また、事業者の場合は、消費税を納付しなければならない者と納付しなくてもよい者がいるので、これまで消費税を納付していなかった事業者も関係ない制度と思うかもしれないが、そうではない。
インボイス制度は、これまで消費税を納付していた事業者だけでなく、納付していなかった事業者にも影響を与える制度であり、むしろ納付していなかった事業者の方が影響を大きく受ける可能性がある。

インボイス制度の開始は来年の10月1日であり、まだまだ先と思うかもしれないが、事業者への影響が大きいので、今からでも制度を理解し検討等を始めるべきである。特に、これまで消費税を納付していなかった事業者は、消費税の仕組みすら理解していない方もいると思うので、まずは消費税の基礎からマスターしなければならない。
そう言う方にお勧めなのが、こちらのインボイス制度の解説である。消費税やインボイス制度の基礎知識を分かり易く述べていて、更に不動産取引に於ける影響も述べているので、不動産取引きがある方にもお勧めである。